丹沢山    (1,567m)

 丹沢山は蛭ヶ岳(1,673m)と塔ノ岳(1,491m)の中間にそびえる山で標高1,567mの山を指していたが現在では、丹沢山塊の最高峰の蛭ヶ岳を指して丹沢山と呼ばれている。日本百名山として選んだ丹沢山について深田久弥は「個々の峰ではなく、全体としての立派さからである」といっている。丹沢山は2,000mに満たない山々が連なる山並みであるが。首都圏に近く登山道も整備され、山小屋も数多くある。一般的なルートはヤビツ峠から塔ノ岳への表尾根や大倉から大倉尾根を登り塔ノ岳〜丹沢山〜蛭ヶ岳へと縦走するコースが一般的である。今回はハイキング協会の例会山行として塩水橋登山口から丹沢山に登ってきた。

■ トップページ

山行記録

広々とした丹沢山山頂

1.山 行 日  : 平成19年3月24日(日) 天候 : 曇り
2.歩行時間   : 6時間
3.同 行 者  : 伊勢崎市ハイキング協会 23名 

【コースタイム】

     7:55        8:25       8:45         10:45       11:30/12:15
   塩水橋登山口 → 本谷橋  →  天王寺  →  天王寺・堂平分岐  → 丹沢山  →
     12:45             13:35          14:45
   天王寺・堂平分岐  →  塩水林道終点  →  塩水登山口

【山行記録】

@ 塩水橋登山口  7:55

 伊勢崎をマイクロバスで5時に出発。本庄ICより関越道鶴ヶ島JCから圏央道あきる野ICまで走り、さらに八王子ICから相模湖東ICまで中央道を走る。中央道を降り412号〜413号〜64号を走り宮ヶ浦湖から70号に入り中津川沿いに走り登山口の塩水橋に7時40分に到着した。登山口に駐車場はなく路肩の駐車スペースに数台置ける程度である。
A 本谷橋  8:25

 塩水橋登山口から閉鎖されているゲートをくぐり舗装された林道を本谷川沿いに歩くと30分程で丹沢山登山道の標識がある本谷橋に着く。ここから登山道に入る。
  このコースは意外と緩やかに登れるが、杉の根が所々露出していたが特に危険な場所ではない。山麓の杉林は伐採されていて明るい。何処の山でも杉林は手入れされず鬱蒼としているのが現状であがここは意外でした。登山道脇に鹿害対策かフェンスが作られていた。自然環境の変化や鹿の保護により個体数が多くなり樹皮や草を食べ尽くし植生の変化による環境破壊等の問題が報じられている。自然との共生は難しい問題ですね。
B 天王寺・堂平分岐  10:45

  ピークを何度か登り返しながらようやく分岐に到着。下山はここから堂平に下る。分岐からは急登となり右側が崩落したガレ場がある。木の階段やクサリ場があり展望が良い。ここを登りきると整備された木道と階段がある。3名の登山者が下山してきた。今日出会ったのは手前であった単独行氏と合わせ4名のみでした。この時期に登る登山者は少ないようですね。
C 丹沢山 山頂  11:30

 丹沢山の山頂は広く1等三角点があり日本百名山の標識がある。この山は展望はあまり良くない。山頂にみやま山荘があるが営業はしていなかったが有料トイレ(50円)がある。山頂には3名の登山者がいたが下山、まもなく3名の親子が登ってきた程度で静かな山頂でした。夏には多くの登山者で賑わう山なのだろう。山頂からは西に富士山がうす曇の中見え、また蛭ヶ岳も展望できた。百名山として丹沢に登るにはやはり縦走するのがベストで塔ノ岳、蛭ヶ岳に登れば素晴しい展望が期待できるとのこと。
 
 山頂を後にガレ場を慎重に下り天王寺・堂平分岐まで戻る。ここから堂平へのコースをたどると北斜面となり所々雪が残っていて凍結している場所がある。急斜面では油断すると滑る。しかし、これもわずかで終わり緩やかな登山道となる。明るい杉林になるとまもなく林道が見えてきた。
D 塩水林道出合い  13:25
 
 山頂からここまで1時間20分で下山した。あとは登山口まで林道を歩く。疲れた足での舗装道はきつく筋肉が悲鳴を上げていたが我慢して歩き1時間10分で塩水橋登山口に戻った。

日本百名山として丹沢を楽しむには縦走するのがベストですね。しかし丹沢は多くの登山道がありそれぞれ魅力ある山歩きが楽しめる山です。都心に近く低山でありながら奥深い丹沢山塊は手軽に山歩きが楽しめる登山入門の山で、群馬で言えば赤城山のような身近な古里の山でした。

今回は丹沢山のみ登ったが日本百名山では丹沢山塊最高峰の蛭ヶ岳を丹沢山としているのでここを登るのが丹沢山を登ったと言うようである。機会があれば塔ノ岳から蛭ヶ岳へ縦走してみたいと思いつつ下山した。


戻る

その他の写真


【登山コース】

塩水橋→水谷橋→堂平分岐→丹沢山→堂平分岐→塩水林道終点→塩水橋

地図はCLのIさんが作成した計画書より掲載させて頂きました。