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         日本百名山  北岳(3192m)・間ノ岳(3189m) 

 広河原に入るのに昨年までは夜叉神峠からマイカーで入れたが今年はマイカー規制でバスでAM6:00からの乗り入れとなった。しかたなく奈良田から南アルプス公園線でAM 4:00 からの一方通行での乗り入れ規制を待って広河原に入りました。
                                          
   
                           

 
           北岳    キンロバイ
                                                                   

           1.山 行 日 : 平成16年7月31日(土)〜8月1日(日)  1泊2日 
          2.山    域 : 南アルプス
          3.登 山 口 : 広河原  標高差 1672m
          4.歩行 時間 : 1日目   7時間30分   2日目 6時間45分
          5.同 行 者 : クラブメンバー  8名
          6.コ ース タイム 
           
               6:25    6:55        9:00   11:25    12:10/13:00  13:40/14:00  
  15:10  
        1日目  広河原→白根御池小屋分岐→二俣→小太郎尾根 → 肩の小屋 → 北岳山頂 → 北岳山荘
  


  【記録】
        
 
先週登る予定だった飯豊山の石コロビ沢が入山禁止で中止となり、雲取山に登ってきたが今週は台風10号がノンビリ接近してきたので心配したが、どうにか西日本に抜けるようだったので念願の北岳に登ろうと伊勢崎を30日、PM10時に雨の中出発。上信道 佐久ICより141号で山梨県まで南下国道20号を横切り52号線をさらに南下早川町から奈良田に入った。ここは白峰三山を縦走し農鳥岳からの下山ルートとして知られている。ゲートが開くまで仮眠を取り4時00分にゲートが開き1番で広河原に向かう。一方通行にするのが分かる狭いトンネルや未舗装の道路がある。40分ほどで広河原に着いたが、あいにく小雨が降っていた。ここで朝食を摂り雨具を着て登山を開始した。
        

       
 《1日目》 天候:雨 歩行時間:7時間30分  所要時間 : 8時間45分


@ 広河原登山口〜白根御池小屋分岐  30分
   6:25出発 


  駐車場から少し歩くと野呂川に架かる吊り橋を渡る。これから日本第二位の北岳に登るのだと気が引締まる。橋を渡り広河原山荘の左側から登山道に入る。山頂までの標高差1672mを13kgのザックを背負い登る。大丈夫かな〜?白根御池小屋分岐を左に樹林帯の道を大樺沢二俣に向け歩く。このコースは白根御池小屋経由より1時間少なく小太郎尾根に出られ急登も二俣から小太郎尾根までの登りで我々のレベルには丁度よいコースだ。

A 白根御池小屋分岐〜二俣   2時間05分

  
大樺沢沿いの登山道を登る。

 沢沿いの道は結構歩きやすいが雨で濡れた岩に注意しながら登る。
ホタルブクロ、ヤナギラン、ヨツバヒヨドリ・・・、花が多いい。

B 二俣から小太郎尾根への右俣コースを登る


 結構急な登りが続くが登山道脇の花々を楽しみながら登る。時折強い雨が降ったり.やんだりの連続で展望は出来ずただひたすら登る。高度を上げると益々花が多くなりさすが花の山である。

*登山道脇に一面に咲いていた
ミヤマシシウドやイブキノトラノオ.マルバダケブキ.ホタルブクロ.クガイソウなど他にも花の名前がわかない多くの花が雨に打たれ咲いていた。
C 小太郎尾根  11:25

 二俣から2時間15分でようやく尾根に登り詰めるとあいにくのガスで何も見えない残念だ〜。ここからは北岳・甲斐駒ケ岳などを見ながら快適な稜線歩きとなる筈だったのに・・・・・誰のせいでもないと仲間と言い合いながら歩く。
Kさんは車酔いで何も食べずに登り.Yさんは車の運転で寝不足なのか眠い眠いと連発しペースダウンとなってきた。高山病の症状が出たのかと心配しながらゆっくりペースで歩きようやく肩ノ小屋に12:10分に到着できた。外は雨で寒く小屋の中で休憩料を払い昼食にした。


D 北岳山頂  13:40

 念願の北岳山頂に立つも何にも見えない。しかし自分の足で日本第二位の山頂に.登り始めて7時間15分で到着出来たことに感謝。意外と疲れずに登れた感じだった。(^○ ^)
E北岳山頂〜北岳山荘  15:10   70分

  山頂をあとに今晩泊まる北岳山荘に向かう。急坂の岩稜を慎重に下る。ここからは高山植物の宝庫花々が咲き乱れていた。キタダケソウはもう咲いていなかったが写真の
イブキジャコウソウシラネヒゴダイ、ヨツバシオガマ、チシギキョウなど可憐な花が足元に咲いている。展望出来なくも様々な花に出会えるだけで登ってきた辛らさも忘れさせてくれる。いくつかの岩峰を巻きながら縦走路を下ると吊り鐘があり山荘の赤い屋根がガスの中から現れ、ようやく全員無事到着できた。今日はここで泊まり、受付で手続きをすると今日はふとん1枚で3名となるかも知れませんよと言われたが?今日は雨だしそんなに込まないことを期待して夕食までノンビル過ごす。


E 山小屋の夕食  16:50〜


 北岳山荘は南アルプス市営の山小屋で水洗トイレと設備がよく食事も結構美味しかった。夏山の混雑振りが体験できると期待?していたがやはり今日は登山者が少なく1枚の布団にゆったりと眠ることが出来そうだ。6時50分からの天気予報では明日は晴れるとのこと.8時前には疲れていたので眠りについた。

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北岳山荘