天子山塊 毛無山 (1,964m)
毛無山は山梨県身延町と静岡県富士宮市の県境に位置し本栖湖の南岸から竜ケ岳・雨ケ岳と続く天子山塊の最高峰で日本二百名山である。朝霧高原をはさみ富士山と対峙する 1等三角点がある富士山展望の山。
【山行記録】
伊勢崎を5:50分に出発し河口湖ICから国道139号線を走り毛無山登山口の麓山の家駐車場に7:55分に到着した。高速道路利用は片道190km、2時間程で早いですね。この駐車場は有料で500円である。駐車場入口が登山口で杉林の広い登山道を歩くとすぐ右側に麓宮神社がある。
NO2
8:10 登山口の駐車場
8:50 不動の滝見晴台
不動の滝
毛無山は駐車場(標高868m)から山頂までの標高差は1,100mあり急坂の登り3時間ほど要する結構きつい山である。神社を過ぎると間もなく沢沿いの林道となる。沢の水が凍っていた。さらに進むと沢の底に石が綺麗に敷き詰められ沢がありここを渡ると本格的な登山道となる。
9:35 ヘリポート
登山道から見る富士山
11:05 富士山展望台
沢を渡ると登山道に1丁目から尾根分岐まで9丁目の道標がある。途中はさみ岩がり岩が露出した樹林帯の登山道をひたすら登る。登り始めて1時間30分で少し開けたレスキューポイントと書かれたヘリポートがあった。登山道が山頂以外樹林の中のため怪病気や我をした場合ここで119に通報して下さいと書かれた案内板がある。登山道から振り返れば富士山が見えるが次第に雲が掛かってきた。登る途中で山の管理人という登山者が登ってきた聞けば毛無山には1840回ほど登っていて毛無山のことは何でも分かるという、さらに少し後から登ってきた老人は74歳というがすごく健脚だという同じ山に何度も登り登山道を監視整備しているようだ。聞けば友人で2000名山の登頂を目指し1900座程登った所で滑落事故を起こして無くなったと話しどんな山でも、経験豊富な人でも事故に合う危険がるため慎重に山に登ることが大切だと話してくれた。稜線直下に富士山展望台があるがここまで来た時はすでに富士山は雲の中だった。
11:15 分岐
11:30 山頂にて
山頂から見る富士山
展望台を過ぎると10分程で稜線の分岐にでた。この辺りまで登るとガスが掛かってきて雪が舞ってきて寒い。ここから山頂までは緩やかな登りとなる、南アルプス展望台の岩があるがガスで展望が悪いのでとりあえず山頂を目指す。分岐から10分で毛無山山頂に着いた。山頂は広いが富士山側が開けているだけだ、10名程の登山者が休んでいた。山頂の木々に霧氷が見られた。山頂に着いた時は富士山は雲の中だったが一瞬ガス晴れ富士山が姿を見せた。写真を撮ろうとするとズームが効かない仕方なく望遠無しで撮った富士山の写真です。リーダーは毛無山最高点(1964m)まで行きたかったようだが展望も悪く断念し山頂で45分程昼食タイムで休憩し寒いので12:15分に下山する。
南アルプス展望
八ケ岳
5分で分岐まで下り南アルプス展望の岩に登り白銀の山々の展望を楽しんだ、甲斐駒ケ岳から北岳・間岳・濃鳥岳・塩見岳・聖岳・光岳など南アルプスが望め八ケ岳も一望出来た。分岐からは往路を下り14:40分に無事登山口に下山した。歩行時間5時間10分の毛無山は富士山展望の山、今日はあいにくガスが掛かり展望はいまいちだったが同行者全員山頂に立て期待通りの山だった。
道の駅「朝霧高原」から見えた富士山
下山し帰路、道の駅朝霧高原に立ち寄ると雲も切れ富士山が美しい姿を見せ、振り返れば毛無山から雨ケ岳の山並みも見ることが出来た。
登山地図
所要時間
登り:3時間20分
下り:2時間25分
歩行時間
登り:3時間05分
下り:2時間05分
歩行時間は個人差があり参考です。
山頂から見る富士山