南八ケ岳縦走   NO1
 
 
       阿弥陀岳(2,805m)・赤岳(2,899m)・横岳(2,829m)・硫黄岳(2,760m)

  3年前の9月に南八ケ岳を縦走しその山並みの雄大さに魅せられたコースを今回はコマクサや八ケ岳の花々を楽しみながら歩いてきた。天気予報では曇りのち雨の予報でしたが2日間とも快晴に恵まれ素晴らしい山歩きが出来ました。同行の皆さんありがとう御座いました。

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■ 山行記録

1.山 行 日 : 平成17年7月31日(日)〜8月1日(月)  天候 : 晴れ
2.歩行時間  : 1日目 6時間35分  2日目  5時間10分
3.標 高 差 : 美濃戸山荘(1,710m)〜赤岳(2,899m)  1,189m 
4.同 行 者 : 楽しい山仲間 7名
5.コ  ー ス     

1日目     
  6:05             8:40/8:55      10:00     10:35/10:45  11:35/12:15 13:20/13:45     14:10
美濃戸登山口 → 南沢 → 行者小屋  →  中岳のコル  →  阿弥陀岳  →  中岳   →  赤岳   →  赤岳展望荘 
                                                  


               

   

        

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@ 美濃戸登山口  6:05

 
伊勢崎を2時30分に出発。天候が心配だが雨にならなければ良いなあーと思いながら上信道を走り、佐久から白樺湖経由で美濃戸の駐車場に5時30分に到着。2日分の駐車料2000円を支払い、軽く朝食にする。気温は12℃で肌寒い高原の朝は気持ちよい。登りの南沢コースは沢沿いの緩やかな道を歩く。樹林帯を抜け水のない沢に出ると正面に横岳が見えるとまもなく行者小屋に着いた。
A 行者小屋 8:40/8:55

 行者小屋は赤岳登山のベース小屋だ。多くの登山者が休んでいた。心配した天気は快晴となり最高の登山日和だ。荒々しい横岳、赤岳とこれから登る阿弥陀岳が目の前に迫って見える。ここから本格的な登山道となる。文三郎・地蔵尾根コース分岐を右に分け中岳のコルに出るコースを進む。途中早くも下山してくる登山者がいる。
  樹林帯の中、高度を上げると左側が開け赤岳が望め眼下には先程休んだ行者小屋が見える。゙
B 中岳のコル 10:00

 行者小屋から1時間でコルに出た。あいにく正面に見えるはずの富士山は霞んで見えない。ザックを置き阿弥陀岳に登る。かなりの急登でガレやザレた登りづらい道で岩場にはクサリもある。イワギキョウが可憐に咲いていた。中岳から赤岳への登山道が見え素晴らしい展望に疲れも忘れる。
C 阿弥陀岳(2,805m) 10:35/10:45

  コルから30分で山頂に立つ。阿弥陀岳の山頂は広く南八ケ岳が一望できノンビリ山岳展望を楽しめる好きな山頂だ。赤岳から続く権現岳、編笠山と南アルプスの甲斐駒ケ岳、仙丈岳、北には横岳、硫黄岳、その先に北八ケ岳の蓼科山と疲れを癒す360℃のパノラマが待っていた。 
 阿弥陀岳山頂から中岳と赤岳への登山道を望む。
これから歩くコースが見渡せるのも登山の醍醐味でまだあんなに歩くのかと思う反面この先どんな光景が待っているのだろうかと期待も膨らむ。
D 中岳  11:35/12:15

 中岳より阿弥陀岳を望む
 
 中岳のコルに下りザックを回収し15分で中岳山頂に着く。ここは縦走路上のピークという感じだがここからの展望も登山者を飽きさせない素晴らしさだ。ここで軽く昼食にした。ここからは一旦下り登り返す赤岳への登山道が見渡せ文三郎コースを登る登山者や赤岳へ向かう多くの登山者が見える。赤岳の由来なのか赤茶けた山肌が荒々しい姿で迫って見え、いつも感動する赤岳の雄大さを真近に満喫できる場所だ。
 中岳から一気に鞍部に下ると念願のコマクサが咲いていた。3年前に歩いた時は9月で花は何もなかった場所。ここのコマクサは小粒で淡いピンクの花だ。赤岳から下山してくる登山者がコマクサは硫黄岳手前の斜面に一面に咲いていますよと話してくれ明日が楽しみだ。
E 文三郎道分岐 12:40

 鞍部からはジグザグな登りとなり結構きつい。ようやく文三郎道コース分岐に着く。振り返れば先程休んだ中岳のピークと阿弥陀岳への展望が素晴らしい。どんなにきつい登りだろうと一歩一歩前に進めばたちまち登り詰められるのが実感できる展望コースは疲れを癒し本当に楽しい。
F 赤岳山頂(2,899m) 13:20/13:45

 赤岳山頂の直下はクサリ場となるが特に危険な場所もなく楽しみながら登るとまもなく山頂にでた。秩父の山々は見えたがガスが湧き横岳、阿弥陀岳などは見えないが山頂は多くの登山者が写真撮影で賑わっていた。
G 赤岳展望荘 14:10

 赤岳頂上小屋の展望台で小休止し展望を楽しむがガスが湧き出し横岳、阿弥陀岳は見えなくなった。しかし今日は素晴らしい展望を堪能できた天候に感謝し、今夜泊まる赤岳展望荘へ下る。小屋に着き受付で宿泊の手続きを済ませ部屋にザックを置き食堂で到着祝いを生ビールで乾杯、ビールが美味かった。ダブルTさんはビールを美味そうに飲むみ話が弾む。夕食はバイキングで各自カップが渡されコーヒーやお茶が飲み放題で感じの良い山小屋だ。雲が切れ日が沈む夕焼け雲。久し振りに夕焼けを日が沈むまで見つめていた。あわただしい下界では味わえない至福の一時でした。部屋でも山談義に話が弾んだが8時には寝てしまった。聞けば満天の星空だったとか、見られず残念でした。

【記録】 
 

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