巻機山  1,967m

  ニセ巻機山から見る山頂はなだらかな稜線を描きササの草原が美しい山。山頂がどこか探すような快適な稜線散歩が楽しめたが、登りに4時間を必要とする奥深い越後の名山である。

1.山行日   : 平成13年8月18日 天候 晴れ 山頂付近ガス
2.山  名   : 巻機山(1,967m)牛ケ岳(1,961m)
3.所要時間 : 9時間50分 
4.歩行時間 : 7時間25分 登り:4時間 

なだらかな稜線が美しい巻機山

【コースタイム】
 7:10     8:05/8:10   8:40/8:45   9:20 
桜坂駐車場 → 五合目  → 六合目  → 七合目 →  

 10:10    10:20/10:30   11:00  11:30/11:40
ニセ巻機山 → 避難小屋 → 御機屋  → 牛ケ岳  →

11:50/12:35  12:40/12:50 13:05/13:50
巻機山最高点  → 御機屋 → 非難小屋  → 

14:05     15:25/15:35  16:05     17:00
ニセ巻機山 → 六合目  → 五合目 → 桜坂駐車場

【記録】

  巻機山と言うやさしい名前にあこがれ長丁場のコースをノンビリ歩こうと会社の山仲間のTさんと登ってきた。4時に出発石打ICを出て左にしばらく進みT字路を右折し291号線を清水集落から登山口の標識に従い進み登山口の桜坂駐車場に6:45分に到着した。駐車場はすでに満車状態で1台置けるスペースを見つけ駐車、身支度をし登山カードをポストに投函し出発。今日は井戸尾根コースを登る、天候は快晴だ。

 樹林帯の中1時間ほど登ると五合目に出る、展望が開け米子沢のナメ滝が見える。六合目まではまた樹林帯の登山道を黙々と登る。六合目の展望台に出ると天狗岩 と割引岳が姿を現した。一休みに丁度良い。この道は赤土で滑りやすい。七合目に出ると展望が一気に開け谷川連峰、湯沢、石打スキー場が見えた。ガスが湧き流れていく、ガレ場や木製階段を登り詰めると九合目のニセ巻機山に到着した。ここで初めて、なだらかな稜線の巻機山本峰が見えササの草原が美しい山容だ。避難小屋への登山道脇にキンコウカが咲いていた。

 キンコウカ

天狗岩と中央奥に割引岳

 避難小屋から本峰への登りは地塘を過ぎるとガレ場の階段を急登するが、わずかな登りで御機屋と呼ばれる場所に到着した。割引岳八海山がガスの切れ間に見えた。前回登った時はここで引き返したが今日は牛ケ岳まで足を延ばす。快適な稜線歩きだったが、あいにくガスが湧き出して展望が出来なくなって来た。花もこの時期は余り咲いていなかった。

 30分ほどで牛ケ岳に到着した。ここでも展望は良くない。風も強くなってきた、クヌビ沢から登って来たという単独行氏と山談義をしながら引き返し、巻機山最高点で昼食にした。時々ガスが切れニセ巻機山が現われる。御機屋まで戻ると多くの登山者で賑わっていた。下山は往路を下る,避難小屋まで下り水場に降りて沢の水を飲むとこれが美味かった!。

 小屋に戻ると神戸から来て今日は避難小屋に泊まるという単独行氏が休んでいて、しばし群馬の山談義に話がはずみ30分ほど話し込む。良く一人で来ると感心してしまう。自分もリタイヤしたらノンビリ山歩きが出来れば最高に幸せだろうなと思ってしまう。霧雨が降ってきたので下山開始、ニセ巻機山からは風が強くガスが流れていき寒いくらいだった。

 足も疲れてきたのでゆっくり下る。谷川方面の山座同定しながら歩く。鋭い頂きを見せる
大源太山が展望できた。七合目まで下るとガスも晴れ快晴となり暑くなってきた。あとは樹林帯の道となり休み休み歩き高度を下げる。赤土に足を取られツルッと滑りながら歩く。五合目を過ぎるとまもなく登山口に到着した。下山カードを提出し駐車料金500円を支払い帰路に着いた。

 長丁場のコースだったが念願の牛ケ岳までの稜線散歩を楽しめたことに満足。次回は
クヌビ沢から割引岳に登りたくなった。


最高点への快適な稜線

大源太山と谷川連峰

日本百名山

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