玉原高原 鹿俣山   1,637m


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■ 山の記録

  鹿俣山は、武尊山の西に連なる稜線上にありブナの原生林に覆われた玉原高原を歩くコースは尼ガ禿山と共に芽吹きの森林浴や紅葉の季節に適したハイキングコースとなっている。

【山 行 日】  2006年5月21日(日)  
【歩行 時間】  2時間15分(鹿俣山)
【地    図】  昭文社 (16)谷川岳
【コースタイム】      7:50          8:00        8:30  
          玉原センターハウス → 玉原湿原 →  玉原センターハウス
              8:40        9:50/10:25      11:30
          玉原キャンプ場入口 → 鹿俣山頂  → 玉原キャンプ場入口 
 

 前から歩いてみたいと思っていた玉原高原の鹿俣山に登ってきた。玉原湿原のミズバショウを見ながら、芽吹きの始まったブナ林やスキー場上部からの残雪を楽しみながら久し振りにノンビリと歩いてきた。


@ 玉原湿原

 玉原湿原はセンターハウスの駐車場から歩く。車道を湿原へ下る途中に「ぶなのわきみず」があり喉を潤し湿原に向う。
 駐車場から10分ほどで湿原に着く。何度も歩いた湿原もミズバショウを見に来たのは今回が初めて。
 期待したミズバショウは雪解け水の流れる湿地に咲いていました。湿原から鹿俣山へのコースで登ろうとしたが残雪で登山道が不明瞭で危険のため禁止との案内標札があり仕方なく湿原を一周し、キャンプ場から登ることにして引き返す。この時間になるとミズバショウを見に来る観光客の姿が多くなり駐車場はすでに満車でした。
A 鹿俣山  8:40〜11:30

  スキー場脇の車道を少し登った所にキャンプ場入口の標札があり路肩に駐車して歩き始める。歩き始めてすぐキャンプ場がありキャンプ場の右端の道標に従い登山道に入る。
 芽吹きの始まったブナ林は新緑には少し早いが気持ち良く歩けた。コシアブラの木も数本あり山菜取りを楽しむ。このコースを歩く登山者は少なく、登山道入口に「熊の出没に注意」の建看板があり鈴を鳴らしながら雪解け後の不鮮明な踏跡を辿る静かな山歩きとなった。
  リフト上部に出るとスキー場のコースは一面残雪だ。本来のコースはすぐ右の登山道に入るのだが、残雪歩きを楽しもうと先に進む。コースの両脇には至る所にフキノトウが芽生えていました。少し摘みながらリフト最上部まで登り詰め山頂を目指す。こちらのコースでようやく登山者に出会う。ここから山頂までは緩やかな残雪の続く登りでした。
B 鹿俣山頂  9:50

  山頂は雪に埋っていた。南側が開け赤城山、榛名山、子持山や眼下に玉原湖、西に谷川連峰などの展望が素晴らしい。
  今日の目的でもある上州武尊山を見に来たので、間近に望め最高でした。写真の右が剣ガ峰山で奥が沖武尊です。剣ガ峰山・沖武尊は何度も登っているが鹿俣山はどの山かよく解らなかったので今回で位置確認が出来た。北側は林越えでよく見えませんでしたが巻機山や至仏山方面なので、こちら側が伐採されれば素晴らしい展望の山になるのに残念ですね。
山頂から谷川岳を望む。

マチガ沢の岩壁に残雪が少ないのは意外でした。
眼下の玉原湖を望む

今年の奥利根地方は例年になく豪雪となりニュースで報道されましたがここ玉原高原も積雪量が多い場所です。玉原スキー場は7月頃になると一面ラベンダーが咲き観光客で賑わう場所でも有ります。