稲包山 (1597.7m)
稲包山は、群馬百名山で中之条町四万温泉とみなかみ町の法師温泉を結ぶ全長12kmの赤沢林道に沿った山道が「上信越自然歩道」の一部となっていて林道最高点の赤沢峠から北へ4kmの新潟県境に位置し急峻な三角錐をしている。山頂には石宮の稲包神社の奥社があり地元では古くから信仰の山として親しまれている。三等三角点のある山頂からは360°の展望ができる。登山ルートは四万温泉の奥四万湖と法師温泉、赤沢スキー場、三国峠、苗場の旧三国スキー場などがあり人気のハイキングコースになっている。四万温泉からの登山口は奥四万湖の周回道路に架かる「渡仙橋」の近くにあり登山口から稲包山頂上まで16km程です。
しゃくなげの滝
奥四万湖の周遊道路の渡仙橋手前を左折し舗装された林道を赤沢歩道登山口をさらに進み林道ゲート手前の空き地に駐車した。赤沢歩道の登山口から尾根までジグザグに約30分の急登があるので今回は林道を35分ほど歩き尾根に出た。
登山地図
駐車場から少し下がった場所に紅葉が美しい「しゃくなげの滝」があり立ち寄り帰路に着いた。
紅葉の登山道を下る参加者
木々の間から奥四万湖を望む
赤沢峠から東電巡視路分岐まで大小5ヶ所のピークがあが意外と快調に登り降りしながら1時間ほどで東電巡視路分岐に着いた。ここから法師温泉に下れる。ここから山頂までは約30分ほどの登りだが山頂直下に20分ほどの急な登りが待っていたがすぐに山頂にでた。山頂は遮るものがなく展望は最高のはずだったが、あいにく山頂に着いた頃にガスが湧き苗場スキー場方面が見えるだけとなってしまった。ここで昼食にした。三国峠から4時間かかり登ってきたという御夫婦が登ってきた。
【山行記録】
稲包山の赤沢林道は6月〜10月の間はヤマビルが多く登山は敬遠されているルートであるが、10月下旬頃からはヤマビルはいなくなるため、この時期に紅葉を求めて歩いてきた。伊勢崎を6:00に出発し登山口の奥四万湖の登山口に7:30分に到着した。
1.山 行 日 : 平成26年11月2日(日)
2.歩行 時間 : 6時間00分
3.同 行 者 : 伊勢崎ハイキング協会 例会 27名
【コースタイム】
7:45 8:20/8:25 9:35/9:40 11:20
奥四万湖登山口 → 林道 → 林道分岐 → 赤沢峠 → 稲包山山頂
15:00 14:40/14:30 13:35/13:25 12:00
稲包山頂にて
林道分岐から緩やかな尾根の登山道を登り赤沢山を巻いて進むと1時間10分ほどで赤沢峠についた。ここから稲包山へ4kmの道標がある。
7:50 登山口の林道ゲート
尾根への登山口
奥四万湖から見る稲包山
赤沢峠からは残りわずかな紅葉を楽しみながら下った。林道分岐まで下るとポツポツと雨が降ってきて雨具を着用して林道を歩き山頂から3時間の15:00に林道ゲート先の駐車場に戻った。
登山道から見る稲包山
赤沢峠
林道分岐から赤沢峠までの南側斜面にはまだ紅葉が残っていて青空に赤いカエデや黄色のブナやクヌギが美しかった。