2日目はいよいよ幌尻岳登山です。朝3時に起床し北海道の沢の水はエキノコック感染症の心配があり煮沸消毒した方が良いと言われているので山荘前の水を沸かし飲料水を1ℓほど作り出発した。

幌尻岳山頂にて   9:10

分岐から六ノ沢までほぼ2時間ほど急坂の登山道を下ることになるが暑くて水も少なくなり疲れもピークになり本当にきつい下りとなった。

幌尻山荘の裏の沢を渡るとようやく幌尻山荘に戻った。稜線での暑さのなか展望を楽しみながらゆっくり歩いたせいで時間がかかったが念願の幌尻岳から戸蔦別岳への周回コースを歩け大満足の1日だった。

六ノ沢に下り徒渉用シューズに履き替え下る、途中雪渓が残っていた。水に入るのが気持よい5~6回ほど徒渉し左岸を下る。

肩から稜線の鞍部まで下り戸蔦別岳へ登り返すのが疲れもあり結構きつかった。肩から1時間40分ほどでようやく戸蔦別岳に着いた。ここから見る幌尻岳と七ッ沼カールはガイドブックに良く紹介されている光景を実際に見ることが出来大満足でした。

ハクサンイチゲと幌尻岳

稜線から見る戸蔦別岳と幌尻岳が美しい。30分ほど稜線を歩くと幌尻山荘への分岐がある。幌尻岳も見納めとなる
北海道      幌尻岳    (2,052m)

森林限界を過ぎると一気に展望が開け幌尻岳の山並みと北カールや幌尻岳から戸蔦別岳への稜線も一望できた。ここで足に異変が、両足にケイレンがおき歩くことが出来ないほど痛くなった。写真を撮りながらゆっくり登ったが仲間の皆さんが心配していた。幌尻登山に来る前にトレーニングを兼ねた山に1ケ月半ほど行けなくいきなりの登山となったための様で湿布薬や薬を飲み歩いた。

中戸蔦別岳に下る      13:20

幌尻山荘に戻る

最後の徒渉

3日目へ


戸蔦別岳を振り返る

2日目   幌尻山荘(3:55) → 命の水(5:45/5:55) → 新冠コース分岐(8:50) → 幌尻岳(9:10/9:30) →
       肩(10:35/10:55) → 戸蔦別岳(12:40/13:20) → 幌尻山荘分岐(13:53) →
       六ノ沢出合い(16:10/16:20) → 幌尻山荘(17:15)

新冠コースとの分岐     8:50

七ッ沼カール

戸蔦別岳への登山道

樹林帯の下り

幌尻山荘への分岐    13:53

幌尻岳

戸蔦別岳で昼食にしノンビリ展望を楽しみ中戸蔦別岳から幌尻山荘に向け下山を開始した。快晴で稜線は暑く、沸かし湯で調達した水が不足が心配になってきた。

命の水場は少し下った所にあります。尾根に出るとキバナシャクナゲやミヤマダイコンソウなどの花々が咲いて、戸蔦別岳から幌尻岳の山並みが見えてきます。

キバナシャクナゲ

命の水        5:45

戸蔦別山の稜線

シラネアオイ

幌尻山荘を3:55分に出発し1時間40分程登ると戸蔦別岳が見えてきた。登山道にはシラネアオイが咲いている。


登り始めて5時間ほどで新冠コースとの分岐に着いた。ちょうど新冠コースから4名のグループが登ってきた。このコースは徒渉が無く沢の水量に関係なく登れるがかなりハードなルートの様です。我々も最悪徒渉が出来なく幌尻山荘に入山出来ない場合は、このコースから登ることも考え登山計画書を作成し準備してきたが運よく額平川コースから登ることが出来た。新冠コース分岐からは岩が露出した登山道を20分ほど登ると念願の幌尻岳山頂に着いた。山頂からは日高の山々が一望できた。この頃になると足のケイレンも収まり戸蔦別岳も登れるようになった。

雪渓があった

六ノ沢

ミヤマオダマキ

戸蔦別岳山頂      12:40

七ッ沼カールが美しい

幌尻岳から1時間程進むと肩に着いた。ここからは正面に戸蔦別岳への稜線と美しい七ッ沼カールが一望できる。

幌尻岳の肩を望む

幌尻岳山頂での展望を楽しみ次の戸蔦別岳を目指し出発した。稜線は雄大な七つ沼カールと戸蔦別岳を見ながら下ります

戸蔦別岳