雨降山  (1,013m)

  雨降山は西上州の御荷鉾山から続く稜線の東端にある。山頂は木が繁り展望は少ない。東峰には麓にある琴平(こんぴら)神社の奥宮として開かれたという琴平宮と御嶽三柱の神を祭る、この地方の山岳信仰を今も伝える山でもある。

あめ  ふり  やま

1.山行日    : 平成22年1月31火8(日)
2.山  域    : 西上州
3.歩行時間   : 2時間15分   所要時間 : 2時間30分
4.同行者    : 単独
5.登山ルート : 御荷鉾スーパー林道登山口→東峰→」雨降山→みかぼ展望台→(林道)→登山口 

2010-3

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山行記録


@  登山口  9:10

  自宅から1時間で登山口に着いた。駐車は道路脇に3台ほどの駐車スペースがある。
  登山口にコースの案内板がある。ここから雨降山へのピストンでは物足りないので林道歩きがあるが縦走の予定で登る。
登山口から林道を5分ほど登ると鳥居があり2〜3台ほど駐車できるスペースがあり1台駐車していた。ここからが登山道になる。
ここのスギ林はよく手入れされていて間伐もされている。40分ほどスギ林の登りが続く。
 スギ林を抜け山頂まで730mの道標を過ぎると三体の石碑が祭られた場所に出た。この辺りの左側にガイドブックには蛙のオンブ岩があると書いてあったが見逃してしまった。ここからは雑木の稜線を登る。
A 東峰  10:00

 登り始めて50分で着いた。ここには御嶽大神碑が祭ってある。この山開きは八十八夜の5月2日に行われ、家内安全、五穀豊穣を祈願する「火渡りの護摩」が明治22年から現在まで続けられているという。山岳信仰が今も守られている古里の山なのだと感じられる山だ。
B 雨降山  10:20

 雨降山へは東峰の脇にある群馬テレビの電波塔の脇から落葉樹の林の道を歩く。風も無く気持ちよい。右側には木々の間から関東平野が一望できる。東峰から15分ほどで山頂に着いた。山頂の南側はスギ林で北側は雑木林で展望は期待できない山だ。ここで久しぶりにお湯を沸かしコーヒーを飲みながら一休みする。
往路を戻るのが一般的だが周回できるので、みかぼ展望台に下山する。地図では一旦西に稜線をたどり南に下るが三角点から直接南に僅かな踏み跡を頼りに尾根沿いに急降下すると右側に林道が現れ登山道に出会う。
しばらく下ると右側の展望が開け御荷鉾山が望める場所がある。
C  みかぼ展望台  11:10

 山頂から40分でスーパー林道からの登山口であるみかぼ展望台に出た。
ここは駐車場がある広場で、ここにも雨降山のコース案内板がある。ここからはスーパー林道を車を駐車した場所までのんびり30分ほど歩き戻った。雨降山は歩く人が少なく踏跡も僅かな道もあるが所々に案内板があり特に道に迷うコースではない。今日は一人の登山者にも出会わない静かな山歩きができた。

【山行記録】

 御荷鉾山の東に見える雨降山は信仰の山で山頂からの展望は期待できないがトレーニングを兼ねて前から登ってみようと思っていた雨降山に登ってきた。

【コースタイム】
  9:10     10:00/10:05 10:20/10:30         11:10         11:40
 登山口  →   東峰   →   雨降山   →   みかぼ展望台  →   登山口