秩父7峰縦走ハイキング 

 秩父7峰縦走ハイキング大会に参加。各チェックポイントを通過し制限時間12時間以内で完走しなければならない。前回22kmでリタイヤしたが今年は念願かなって完走できた。

1.山 行 日 : 平成13年4月22日(日)  天候 : 晴れ
2.山    域 : 外秩父 埼玉県小川町〜寄居町 (42.195Km)
3.標    高 : 官ノ倉山(344m)・笠山(837m)・堂平山(875.8m)・剣ケ峰(876m)・
            大霧山(767m)・皇鈴山(679m)・登谷山(668m)
4.コ ー  ス : 埼玉県小川駅〜官ノ倉山〜笠山〜堂平山〜剣ケ峰〜大霧山〜皇鈴山〜登谷山〜寄居駅
5.所要時間  : 11時間   歩行時間 : 10時間30分

【コースタイム】
  5:50           7:10       8:00       9:15    10:05    10:35    10:45   11:00
 小川駅(スタート) → 官ノ倉山 → 和紙センター → 萩平字路 → 笠山 → 堂平山 → 剣ケ峰 → 白石峠 →     

 11:45     13:05       13:25        14:15      14:35      15:00        16:50
 定峰峠  →  大霧山  →   粥新田峠  →  二本木峠  →  皇鈴山  →  登谷山  →  寄居駅(ゴール)   

【記 録】

 リベンジ「秩父7峰縦走」1昨年22kmであえなくリタイヤ、今年は完走を目指す。前回の失敗を考え笠山まではゆっくり歩くことにした。しかし3月に仙人ケ岳を歩いて足が痛くなった記憶が甦る、今回はどうだろうか。官ノ倉山を通過、和紙センターまでの車道歩きも前回より近くに感じた。和紙センターから萩平までは長い林道歩きとなる。前回は早く歩きすぎ笠山から足が痛み出し苦しい経験をしたことから意識的にゆっくり歩く。

 足早に歩く人、ノンビリ家族ハイキングを楽しむ人達とさまざまだ。笠山を過ぎ堂平山で一休み、今日はまだ足は痛くならないが股関節が少し痛くなってきた。それでも前回より1時間ほど早く到着した。今日は完走できる感じで定峰峠まで無事到着できた、ここから大霧山へのきつい登りが待っている。足をかばいながらゆっくり歩く、稜線に出ると風が強く西上州の山々が見えるが楽しむ余裕はない、大霧山は西側の展望が開けていて気持ちの良い山だ。

 山頂では多くの登山者が思い思いに休んでいた。ここを過ぎれば急な登りはなくなる。粥新田峠からは車道歩きとなり牧場の売店で牛乳を飲む、乾いた喉を潤す”美味い”。皇鈴山(みすずやま)を過ぎ最後の山、登谷山に登る、といっても登山口からわずかな登りで山頂だ、展望も意外と良い。登谷山を下るとまた牧場があり売店で今度はアイスクリームを食べる、シャーベット状で疲れた体に本当に美味かった。ここからは舗装された車道を寄居駅までの10kmを歩くことになる。釜伏峠を過ぎると、完走した人から聞いていた名水「日本水」と梅干、キュウリの漬物をご馳走になる。そして最後の踏ん張りでゴールを目指す。疲れた足での車道歩きは足の裏にビンビン響き辛いが我慢して歩く。それにしてもここまで歩いて来て、まだ足早に歩いて行く人が多く次々と抜かれてしまう、元気な人がいる者だと感心する。町並みに入り、荒川の橋を渡り16時50分に念願のゴールが出来た。

  このハイキングで完走するのは参加者の2割程度と過酷な大会だ。競技でもないのに真剣に痛みをこらえ歩き切るのはなぜなのだろうか?この答えは山登りと同じで完走した時のなんとも言えない達成感が足を前に進めるのだろう。最後は本当に無心で歩いている感覚になった。健脚な人は8時間ほどで完走するという。しかし人それぞれで体調に大きく左右される。自分の体力、脚力と相談しながら無事完走できれば、それは相当な自信になりました。

山の記録